【東京・新宿編】
「既婚者合コン」潜入レポート

Ａの身長は160センチと日本人女性の平均ぐらいだろうが、スレンダーな体形と履いていたヒールが相まって実際よりも高いように感じられた。そして、シャツにパンツを合わせたラフな出で立ちでも分かる美しさ。このイベントで私の選ぶ一番の美人であった。

結婚が遅く、子どもを産むのではなく夫婦二人での生活を選んだA。子どもを理由に離婚しない私の家庭とは違って、さぞ愛し合っているのではないかと思い参加理由を聞いてみた。最初は、「合唱団のメンバーに勧められて」と答えたが、お酒が進み出るは出る旦那の不満(笑)。実際のところは好き勝手やっている旦那に嫌気がさしたことが要因のよう。子どもがいないのであれば別れちまえばいいのにと思ったが、世間体など家柄的な問題があるようであった。こんな美人なら、離婚しても引く手あまただろうに、少し可哀そうに思えた。

ずっと同じグループで席移動をしていたB。スポーツが趣味ということだが、毎晩の晩酌が辞められようで体型はメタボ気味。ディーラーという仕事柄か人との距離感の掴み方がとても上手く、見習うべき点も感じられた。趣味も合い、イベントで唯一連絡先を交換した男性だ。

Bは奥さんとの仲もよく、家庭環境も温厚そのもの。仕事の接待の場として使えないかと思い、参加したようであった。結論は私の思った通り、使えないと判断していた。参加せずとも分かると思ったが、妻や子供に対する罪悪感をなくすための口実だったのかもしれない。深くは追及しないがきっとそうだ(笑)

下世話な話年収も同じくらいのＢは、金銭感覚が近く、遊び方も似ていて打ち解けやすかった。学生時代の友人も一緒にいて楽しいが、歳を重ねるにつれ収入にも差が生まれ、家庭によっては小遣い制。遊び方も変わってしまった。友人は金が全てとまでは思わないが、ある程度の資金力が必要なのかもしれない。

一番話しやすかったＣ。あまり前に出る女性と合わないが、Ｃは程よく自己主張してくれ話していて心地よさを感じた。気づけばグループで話していたはずなのに1対1で会話が進み、Ｃの個人的な悩みも聞いていたほど。正直私の好みのスタイルではないが、小柄で肉付きのいい健康的な体形だろう。

普段は家事をしながらガーデニングをしていると、実際に庭の写真も見せてもらった。私の知ってい花はバラやチューリップだけだったが、多くの植物で庭は彩られていた。育てたハーブはハーブティーにして振舞うなど、高貴な時間の過ごし方に余裕を感じられた。そんなＣにどんな悩みがと思ったが、想像以上にドロドロしていた。Ｃは、私に話して満足そうであったが、よく初対面で話せるよなとも思えた。きっと初対面だからこそ、話せたのかもしれない。